ワックス床の定期洗浄にも強アルカリイオン電解水

ワックスの皮膜を軟化させる効果で劣化皮膜に入り込んだ汚れをスピーディーに除去します。残留洗剤の心配がないので、ワックスリコート前のすすぎ拭きが必要ありません。作業時間を大幅に短縮できます。

強アルカリイオン電解水がワックス床の洗浄にも使える理由

マンションなどの共用廊下や店舗・事務所などでフロアメンテナンスを行われていると思います。
実はワックスは「アルカリ洗剤に含まれる成分」にとても弱いのです。そのため、床洗浄用の洗剤はワックスへのダメージを減らすためにそんなに強い洗浄力を持っていません。通常の洗剤による洗浄作業・ワックス掛けを行ってきた床は「黒ずみ」「黄変」などの問題を抱えてしまいます。「黒ずみ」は洗浄力不足のため汚れがきちんと取れていない状態でワックスを塗布するとワックスが汚れを抱き込んでいくために起こり、「黄変」は残留洗剤分との科学変化によって起こります。
また、界面活性剤は汚れを界面から解離させる効果をもっているため床面に残留していると床材に対してのワックスの密着もよくありません。

強アルカリイオン電解水は強い洗浄力を持っていますが主成分は水なので既存のワックスへのダメージがほとんどありません。また残留洗剤成分がありませんので床材に対してのワックスの密着が格段にアップし長期間ワックスを維持することができます。

ワックス床に使用する方法

希釈倍率(p H12.5)5倍〜10倍(p H13.1)20〜40倍 強アルカリイオン電解水をモップで先塗り、もしくはタンクポリッシャーでの滴下洗浄、どちらでも使うことができます。汚水を回収した後のすすぐは原則必要ありません。作業時間を大幅に短縮することができます。さらにワックスの密着性がよくなり、作業品質も向上しますので、メリットばかりですね。

ワックスの剥離作業にも

剥離剤を強アルカリイオン電解水で希釈することで浸透性がアップしドライバックしにくい剥離溶液が作れます。1回の剥離剤塗布で溶解するワックス被膜の量が増えますので、作業時間と剥離廃液の両方を削減することが可能となります。

希釈倍率(pH12.5)原液〜5倍     
    (p H13.1)原液〜20倍
上記倍率で希釈した今日アルカリイオン電解水と剥離剤を混ぜる。剥離剤の希釈倍率はその剥離剤が定める最高濃度を採用してください。
直接剥離剤を床に撒き、自在ほうきで塗広げるとより効果的です。モップをペール内の剥離剤に浸して塗布する方法では、モップに付着した溶解ワックスが剥離剤に導入してしまい、本来の剥離性能を発揮できません。剥離剤で均一な水面を作るイメージで少し多目に塗布するのがコツです。リンス洗浄やモップでのすすぎ拭きの際にも今日アルカリイオン電解水を使用すると、床がサラサラに仕上がります。
最後に、強アルカリイオン電解水は直接手で触れないよう注意が必要です。使用時は必ず、ゴム手袋・マスクを着用しましょう。