色々な工場の洗浄で使われている強アルカリイオン電解水

水から作られているため、界面活性剤などの添加物も使っておらず、環境にも体にもやさしい安全性の高い洗浄水といわれています。みずから自然状態(通常の水)に回帰しようとする力「自己分解性」を持っています。強力な洗浄力で汚れを落とした後は、通常斧水に戻りますので、すすぎのいらない洗剤といえます。

ペットボトルリサイクル工場の床洗浄に強アルカリイオン電解水が使われています

以前は回収ペットボトルやトレイから滴り落ちる汁で床が汚れていました。しかし、洗剤の使用はそのまま破棄することが好ましくない大量の汚水が発生するため使用禁止でした。落としきれない汚れが床に蓄積し、異臭が発生していました。

界面活性剤や溶剤を含まない強アルカリイオン電解水は環境負担が低く、環境事業として活躍するリサイクル工場の理念と合致しました。そこで、強アルカリイオン電解水が、唯一使用して良い洗浄剤として認められました。

p H12.0程度に希釈したイオン水と床洗浄機の組み合わせで洗浄すると抜群の洗浄効果が得られたのです。界面活性剤や添加物も不使用なので残留洗剤の心配もなく、拭き残しがあっても空気にふれるうちにPh値が下がり、最終的には中性(水)になるため二度拭きも不要です。さらに消臭効果により、働いている方々の髪の毛や衣服に匂いが染みつくような劣悪な作業環境が、改善されました。

ドリンクサーバーメンテナンスの内部・外装洗浄

ファミリーレストランやカラオケボックス等に設置されているドリンクサーバー。洗浄時には作業工程が多く、強力な洗剤による、作業従事者の手荒れ等の健康被害の軽減が課題になっていました。

界面活性剤入りの洗剤を使った場合、洗浄後に成分が残る恐れがあるため、食品を扱ったり、人が直接触れる部分に使うのは不安が生じるでしょう。 アルカリ性電解水なら、水から生成されるため、薬剤や洗浄成分が残ることはなく、塩素系漂白剤のような強いにおいもありません。拭き残しがあったとしても、酸性汚れを中和するうちにpH値が下がり、ただの水に戻るため安心です。

自己分解性に富む強アルカリイオン電解水を使用することで、膨大な時間を費やしていた「すすぎ作業」を簡略化でき、これにより生産性が3倍に向上しました。溶剤や界面活性剤を含まないイオン水により作業従事者の手荒れが軽減されました。

強アルカリイオン電解水を使用するにあたって

強アルカリイオン電解水は、私たちの生活シーンで幅広く採用されています。ここ最近は、より除菌・消毒に敏感となった今、安全に衛生管理できる強アルカリイオン電解水は魅力的です。しかし、水から生成される強アルカリイオン電解水でも、水そのものとは性質が異なります。特にpHの高い強アルカリ性電解水などを使う場合は、ドアノブやタイルカーペットの洗浄などに効果的に使用しつつ、相性の悪い素材などの注意書きを必ず読んでから使用することをおすすめします。除菌、洗浄など、それぞれの目的に沿った強アルカリイオン電解水を安全に使い、日々の生活にぜひ役立ててみてください。最後に、強アルカリイオン電解水は直接手で触れないよう注意が必要です。使用時は必ず、ゴム手袋・マスクを着用しましょう。